亀をベランダで育てつづけて4年、亀の生態や育て方のコツなど

生き物たち

ひょんなことから小さな子亀が家族に加わり、それを飼育することになりました。そもそも亀を育てようと考えたことなどなかったので、当然のことながら飼育方法もわかりません。さて、いったいどうすれば良いのか。

亀の種類

亀は大きく分けると水中メインの亀、陸上メインの亀、その半々の亀の三種類がいるそうで、今回入手したのはとある施設の池に生息していたもので、それを管理者から譲っていただいたようです。

水中メインの亀は水中メインと言っても、川などの淡水域に生息する亀と、塩水の海に生息する海亀があり、今回の亀は池の亀なので淡水の亀ということになるようです。

さて、私は台湾在住です。今回譲り受けた亀は、日本では特定外来生物に指定されているタイワンハナガメのようです。日本では新たに飼うことができない種類の亀のようです。

亀飼育のための容器

今回はプラスチックの容量24Lの容器を用意しました。長方形の容器です。亀というと、透明な虫かごみたいなものを想定していたのですが、今回は24Lの容器です。大きいです。

陸生の亀とか水生の亀とか、その特性に合わせて容器は選ばなければなりません。今回のタイワンハナガメ(たぶん)の子供は、体の半分ぐらいまでが水に浸かっていればよいとのことで、水を1.5cmぐらいの高さぐらいまで入れ、さらに石をいくつか配置しました。

亀飼育の際に容器に入れるもの

亀の飼育ケース
亀の飼育ケース

今の容器の中には石とちょっとした植物だけが入っていますが、順次足していこうと思っています。

石を入れる

亀の飼育容器
亀の飼育容器

容器の中には水以外に石も入れました。それは、カメが上に乗るためです。というのも、カメは甲羅干しというのをやらないといけないらしく、陸地も用意してあげないといけないのだとか。

なお、亀はひっくり返っても尻尾などを使って上手に起き上がれるという記事を見たのですが、今日ちょうど亀がひっくり返っていて、もがいてはいたものの、どうにも起き上がれる様子がなく、そのうちひっくり返ったまま動かなくなってしまいました。ちょっと疲れただけかな?おせっかいだとは思ったのですが、人工的に元通りに戻してあげました。

ん~これは危険かもしれないとその時思い、余白スペースに小さな石をありったけ、といってもそんなに多くはないのですが、入れることにしました。何か手や尻尾にひっかかるもの、当たるものがあると起き上がりやすいかなと考えたからです。

これは一長一短あるように思っていて、良い点は亀が起き上がりやすい(気休めかも)ということ、悪い点は水交換の際に面倒だということです。

小さな石を複数投入した後、亀の動きが活発になりました。これは良い傾向なのか悪い傾向なのかわかりません。なんとなく自然に近い感じになって喜んでいるのか、石が周りにあるため探検している、目隠し的な要素があって安心しているなど、良いようにもとらえられますが、違和感を感じて落ち着かず、うろうろしているんだったらかわいそう。しばらくは目が離せなそうです。

なお、小石を亀の水槽に入れることには反対意見もあるようで、それは小石を誤って亀が食べてしまうと危険だというものです。爬虫類って結構口から喉にかけてが想像以上に膨らみ、想像以上の大きさのものを食べられたりします。蛇がネズミを丸呑みしている映像を見たことがある方も多いでしょう。亀も爬虫類。餌を食べる時の口の開き方はなかなか豪快で、結構大きなお口をしています。実際に小石を食べるところを見たことはありませんが、注意するに越したことはなさそうです。

苔も投入

苔

趣味で苔も栽培していて、それをコンビニ飲料の蓋に植栽し、腰水の容量で容器内に投入しました。投入後、さっそく亀が上に乗っていたので、結構好きかも。そうであってほしい。

苔の上に乗る亀
苔の上に乗る亀

室内ならライトも必要

また、甲羅干しとも関連がありますが、室内で飼育する場合はライトも設置した方が良いそうです。あいにく、我が家にライトはありません。室内では難しそうですね。

日当たり

まるで植物みたいな話ではありますが、亀の水槽も日当たりの良い場所に置く方が良いです。というのも、水棲の亀は甲羅干しという名目で日光浴をするからです。

天気の良い日には我が家の亀も甲羅を乾かすためか高い位置まで登り、日光に当たっていることが多いです。日光が好きなんですね。

亀の飼育場所

環境さえ整えばどこで飼おうと自由だとは思うのですが、それは例えば気温、日照条件、雨風の具合などが関係ありそうです。

ベランダで亀を飼うこと自体は特段不自然でもなんでもなくて、そういう方もいるようです。私も上述のプラスチックケースをそのままベランダに設置しました。

設置場所はベランダの中でも、日照時間は朝の2時間程度のみ、風通しはそんなによくなくて、気温は冬場でも10℃以下になることは珍しく、3月~11月ぐらいまでは日中30℃を超える日があり、特に夏はひたすら暑い感じ。ここ、台湾です。

ベランダのタイルにそのまま置くのは、タイルの熱などを吸収して良くなさそうに見えます。発泡スチロールで作られたコンクリートブロックの模造品が売られているので、それを今度買ってこようと思っています。

なお、容器の半分は蓋をかぶせておきました。蓋の置き場所に困ったことも理由の一つですが、なんとなく隠れられた方が、視線を遮るものがあった方が亀も安心かなと考えました。

ベランダで放し飼いは可能?

2023年10月ごろのタイワンハナガメ
2023年10月ごろのタイワンハナガメ

当初、ベランダで放し飼いにできないだろうかと考えもしたのですが、甲羅の底部に傷がつくのではないかと思い、実現に至っていません。

それから、ベランダが細長い形をしており、水場を用意してももしかしたら戻ってこれなくなる(見失う)こともあるかもしれないと思っています。そうなると過乾燥で甲羅が変形したり、場合によっては水分不足で生命に危険をきたす可能性もあるかなと心配しています。

たまに散歩と称してベランダに放つことはあるのですが、すぐに植木鉢の裏に隠れてしまいます。植物の水やりの際にうっかり踏んづけてしまう危険性もあるため、やはり水槽での管理の方が良いと思います。大きいリクガメなどだと違うのかもしれませんね。水棲の亀でも大きな成体だと話は違うのかもしれません。

2026年2月追記:時折脱出してベランダをうろついていることがあります…。亀を飼育する容器には空気が通る蓋が必要ですね。

水道の有無

亀の水槽の水交換をする際、当然のことながら水道が近くにあった方が便利です。そのため、ベランダでも水道、つまり蛇口のそばに設置する方が良いと思われます。

我が家は何を思ったのか蛇口から最も遠いところに設置しており、いつか蛇口のそばに移動したいと思っているのですが、そうなるとベランダの一番奥まったところになるので、ちょっと亀の様子を確認したいという時に、いちいちベランダの一番奥まで行かなくてはならなくなり少々面倒です。そのため、結局蛇口から一番遠く、家から出るのに最も便利な場所に設置しています。

外敵の有無に注意

室内でもベランダでも、猫などの動物が来るといたずらをされてしまうことが考えられます。そういった外敵の攻撃を受けないような工夫が必要です。

我が家は今のところ猫を見たことはないので、そのままベランダに蓋もせず放置しています。鳥が群がっているのも見たことがありません。

亀の水槽はどこに置くべきなのか

ベランダで育てているタイワンハナガメ
ベランダで育てているタイワンハナガメ

近隣の池などには亀が生息していて、彼らは冬でもどこかに退避するわけでもなく、池に居続けています。つまり、輸入された熱帯の亀などを除けば、自然界においては自然のそのままの姿で問題ないはずです。そういう考えの元、ベランダに亀の水槽を設置し、そのままにしております。

中には室内で飼育される方もいるようで、亀用のヒーターなども売られていますし、水のろ過をするフィルターなども販売されています。それらは電源が必要になるものが一般的なので、室内で使用するのが一般的なようです。

亀は頻繁な水交換が必要

亀を飼育するにあたって、水交換はかなり頻繁に必要になります。というのも、水が汚れるのが非常に速いからです。

見た目にも良くないし、汚臭も発生し、さらに亀自身にも良くないのだそうです。だから水の交換は必須で、しかも高頻度となります。それこそ毎日交換した方が良いという意見も見ました。

例えばフィルターでろ過する仕組みを導入すれば水交換の頻度は少なくなるようですが、それでも1週間に1回程度は水交換が必要になるようです。毎日に比べたら1/7ですので、かなり楽にはなりますが、うちの亀、水深1.5cmしかないので、フィルターの設置も難しそう。

掃除も必要

汚れていく亀の水槽
汚れていく亀の水槽

水交換のみならず、定期的な掃除も必要になります。掃除をしないとアオミドロが発生したり、苔が発生したりします。

ニオイ対策

亀の水槽はこまめに清掃しないとニオイが気になることがあります。そのため、室内で飼育する場合はろ過フィルターが必須となると思われます。フィルターによる水の浄化機構がない場合、かなり頻繁に水の交換をしないと水が臭い始めます。

もちろんベランダなどの屋外で飼育する場合も結局はニオイが発生するので、頻繁に水交換が必要になります。我が家では少なくとも二日に一回程度は水交換をしています。都度ブラシで磨くようなことは最近しなくなりました。ただただ水を交換しています。

ボウフラ対策

室内で飼育する場合はボウフラが発生する可能性が低いので、あまり気にする必要はありませんが、ベランダで飼育する場合はボウフラが発生します。水を交換するだけでは石などにくっついたボウフラが取れないこともあります。そんな時はブラシで洗うしかありません。

我が家の亀はタイワンハナガメ(日本では新規の飼育が禁止されています。我が家は台湾にあります)だと思われますが、タイワンハナガメは雑食性です。ボウフラも食べるかなと思ったのですが、どうやら食べてくれないようで、好き放題にボウフラが増えていきました。夏場はブラシによる洗浄も必要になることがあります。

亀の餌

台湾では鯉がいるところにはほぼ必ず餌の自動販売機があって、なんと亀にもその餌で良いのだそうです。丸いペレットみたいな感じの餌。そもそも亀は結構雑食らしく、いろんなものを食べるらしいので、そのペレットばかり食べるのも飽きるでしょうから食べれるものと食べれないものを整理していろいろ与えてみようと思っています。とはいえ、今はよくわからないのでそのペレットをとりあえず与えています。

しかし、最初はちょっと食べるようなそぶりも見せたのですが、あまりバクバク食べるようなものでもないようで、すぐに興味を失ってしまいました。あれ?食欲がない?

もしかしたらあまり元気がないのかもしれません。環境に不慣れだから?ここに来るまでに子供が触りまくったから?ん~両方な気もします。そもそも環境も容器に水を張って、いくつか石を置いただけなので、これも改善しないといけません。ただ、凝ったことをやっても、水交換の手間が増えるだけでは大変です。工夫しないといけません。

なお、餌をあげるときは、亀を別の容器に移してから餌をあげるようにすると水槽が汚れにくいのだとか。それも結構な手間ですが、やむを得ないのかもしません。

赤い小さなムカデ

ベランダで育てている植物の鉢の中で、時折赤い小さなムカデが見つかります。もしかしてこれも食べるかなと思い、見つけ出して亀の顔の前に持っていったらすぐにパクっと食べてくれました。2匹、3匹と同じようにしてもやはりすぐに食べるので、この赤い虫は食べるようなのですが、あいにく名前がわかりません。しかもベランダの鉢の中にいて、普段は隠れているのでコンスタントに提供することもできません。見つけたらあげるぐらいにしましょうか。

寒くなると餌を食べる量が減る

石の間から顔を出す亀
石の間から顔を出す亀

我が家の亀はなぜか冬になると餌を食べる量が極端に減ります。最初の年は物陰から出てこなくなったので冬眠でもするのかと思っていたのですが、二年目は出てきているのに食べないので冬眠とは違うようです。

特に食べないのは市販品の餌で、冬でもプランターの中にいる虫などは喜んで食べることがわかりました。ミミズ、シバンムシの幼虫、シバンムシの蛹、それから赤い小さなムカデみたいな虫です。

2026年2月追記:最近は冬でも特別寒い日以外は元気に動き回り、市販の餌も食べるようになりました。あまり好きではなさそうですけれども…。

最後に

もう4年も経ったなんて…時間が流れるのは速いですね。なんだかもうこれ以上は大きくならなそうです。餌を与え、水槽を掃除し、水を交換して、たまに眺めております。

タイトルとURLをコピーしました